板金加工とは・・・?

板金加工とは・・・?

半導体製造装置ユニット
半導体製造装置ユニット

大日本興業株式会社は製缶板金の加工業者です。「製缶」について5月28日投稿のニュースリリースで簡単にご説明いたしました。今回は「板金」についてご案内したいと思います。板金加工とは平板の金属材料を切断、穴あけ、曲げ、溶接などを施して製品形状を作りあげる事をいいますが、一般的に「板金」というとクルマのボディーを修理する仕事のイメージが有ると思います。これは「自動車板金」と言われる分野になります。板金には大別すると「自動車板金」の他に「建築板金」と「機械板金」が有り、当社で手掛けている板金加工は「機械板金」となります。例えば半導体製造装置、コンピューター機器、電子機器などの部品や筐体を製作します。写真で紹介されているものは半導体製造装置に使われる部品です。この様な製品は寸法精度において高いものが求められる場合が多いです。図面に書かれている寸法値と出来上がった製品の実寸法値に誤差が有ってはならないと言う意味です。当たり前のように思えますが実際の所、製造の過程において起きる発熱や曲げ加工による伸びなどの影響で、100パーセント図面通りの寸法に仕上げるのは実質上不可能と言えます。そこで通常は「寸法公差」といわれるものを設けますが、これは寸法誤差の許容範囲を表したもので、例えば図面寸法に対して±0.5mm以内に誤差を抑えなさいとか、±0.02mm以内とか製品の使用用途によってかなりシビアになる時もあります。このような場合は機械板金の中でも特に「精密板金」と言われます。これは大日本興業株式会社の得意分野でも有ります。